2014年11月号

「信仰の闘士・矢内原忠雄」み言葉を生きた人びと・加藤常昭氏

「信仰の闘士・矢内原忠雄」
み言葉を生きた人びと
加藤常昭氏
(神学者)

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二つの相反する自

私が初めて矢内原先生に直接触れましたのは中学生の時です。当時私は代々木福音教会で過ごしており、1942年5月24日に矢内原先生が「私の人生観」という題で礼拝説教をされたその要旨が残されております。

「私に明白な二つの自覚がある。
一つは、私は罪人であってキリストの十字架のもとに立たねば生きていけない人間であるという事である。これは限りなく恥ずかしき自覚であるが事実だから致し方ない。この自覚は私をして世界の誰よりも謙遜に、誰よりも柔和たらしめずにはおかない。私が充分謙遜でなく柔和でないのはこの自覚が不徹底であって、そのこと自体が私の罪人であることの証拠である。

それにも関わらず私にはこれと全く相反したようなもう一つの自覚がある。それは私は日本国の柱であって、私を倒す者は日本国を倒す者であるという自覚である。かく言えば、人びとは度し難き高慢と擯斥(ひんせき)せられるであろう。

しかし私は聖書の真理の把握者として立つ時、この自覚を自ら払いのけようとしても、どうしてもまた湧き上がってくるのである。この二つの自覚は一見全然相反するもののようであるが、私においては共に真実である。…

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「満たされた空虚」光を見るすべ—ヨハネによる福音書—・川島隆一氏

第6回『満たされた空虚』
光を見るすべ—ヨハネによる福音書
川島隆一氏
(日本基督教団 秋田楢山教会牧師)

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「敢えて永遠の命などを信じないでも、虚心坦懐に精一杯生きていれば良いのでは?」キリスト教何でもQ&A・百瀬文晃氏、吉崎恵子

 

「この世で精一杯生きればよいのでは?」
キリスト教何でもQ&A

百瀬文晃氏(カトリック イエズス会司祭)
吉崎恵子

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「神の勝利の右の手」神のドラマ・イザヤ書・小林和夫氏

「神の勝利の右の手」イザヤ41章
神のドラマ・イザヤ書
小林和夫氏
(ホーリネス東京聖書学院教会牧師)

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「死者のための典礼」神からのメッセージーグレゴリオ聖歌・橋本周子氏

「死者のための典礼」
神からのメッセージーグレゴリオ聖歌
橋本周子氏(聖グレゴリオの家 宗教音楽研究所所長)

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