「嘆きは喜びの朝へ」広田叔弘氏(1/1)

嘆きは喜びの朝へー十字架のもとで祈る詩編・広田叔弘氏

嘆きは喜びの朝へー十字架のもとで祈る詩編
広田叔弘
(日本基督教団梅が丘教会牧師)

詩編には、力強い賛美、赤裸々な嘆き、時には敵への呪いの言葉さえ語られます。それら一つ一つが真実な人の心です。真実な心が祈りとなって、神さまにささげられるのです。

私たちには、表現しきれない信仰の心があります。それは神様だけが聴き取ってくださる心の呻きです。詩編は、心の呻き一つ一つを表現しているのです。三千年前のこの詩は、今日の私たちの祈りです。時間を越えて、まるで自分の心を見るように、たくさんの信仰の思いが語られているのです。

詩編は祈りですから、直接的な形で神の言葉は語られていません。しかし、詩編を書いた人々に信仰を与え、彼らを養っているのは神様です。詩編の学びを通して、私たちの祈りを聴いてくださる神様を仰ぎたい。喜びの日も、嘆きの時も、いつも共にいてくださる主キリストと、新しく出会いたいと願うのです。(文責・月刊誌編集部)