「12 years a slave」塩谷達也氏(1/2)

「12 years a slave」塩谷達也のSprit of gospel

「12 years a slave」
塩谷達也のSprit of gospel

***

今日のキーワードは『12 years a slave』です。
これは先日公開された映画『それでも夜は明ける』の原題なんですね。今年のアカデミー賞の作品賞を受賞しました。僕も観まして、素晴らしい映画だと思いました。

実話に基づいた映画で、主人公はソロモン・ノーサップという黒人なんですが、彼はもともとアメリカ北部で生まれて「自由黒人(フリーマン)」と呼ばれる、奴隷ではなかったですけれども、ある時騙されて、酒を飲まされ拉致されて南部に連れて行かれ自分がフリーマンであるとの主張も通らず奴隷として12年間働かされるという壮絶な話です。

当時、クリスチャンたちは奴隷制を支持していました。映画にもありましたけれども、み言葉を使って奴隷制を正当化して、牧師がメッセージするその裏で、奴隷が売買され、またモノとして扱われている、そういう現実がありました。

僕が思ったのは、自分の、僕ら一人ひとりの中にある弱さと罪です。
たとえ今、奴隷制がなくても、この方が楽で効率的だから、この方が気分が良いから、そのために人を支配したり、犠牲にしたり、そのようなシステムを構築することにエネルギーを使ったりする…。