「礼拝の豊かさへの挑戦」川島隆一氏(1/6)

「礼拝の豊かさへの挑戦」川島隆一氏

「礼拝の豊かさへの挑戦」
川島隆一氏 
日本基督教団 秋田楢山教会牧師


 震災後の我が国で、信仰共同体の命である礼拝から、自らを見つめ直したいとの祈りの内にお送りする記念番組シリーズ。第二回は、秋田の地で、御言葉と共に、毎週聖餐に与ることを目指した礼拝改革に取り組む川島隆一先生に伺います。


背景

—秋田にいらっしゃって何年になるんですか?

▼十七年目になります。
ここに来たから、自分が与えられた課題である礼拝改革を実現できたと…このことのために今、自分がここに遣わされてあるのだなと強く思ってます。

私はホーリネスの群の教会で洗礼を受けて、東京神学大学に入学して、神学校時代はディサイプルス派の滝野川教会で訓練を受けたんです。すごいカルチャーショックでした。ホーリネスは「アーメン!ハレルヤ!」と主観的に神の恵みをとらえて讃美する礼拝。ディサイプルスは客観的に神の恵みを指し示していく、そして毎週聖餐式が行われるんですね。こんなにも祈りが違うのかと…。

正直、神学生の二年間「これは礼拝ではない」っていう思いをいつも抱きながら礼拝を守っていて。学部が終わって大学院に進む時、当時の学長の竹森先生とトイレで隣り合ったものですから「実は私こういう状態で、このままでは続けられないので休学したい」というふうに言ったら先生が「神学校は便所のようなところだ。いつまでもいるところじゃない」って(笑)。
そう言われて吹っ切れてね。

聖書に基づいて客観的に、体験さえ相対化してただ神の恵みを語るというところに捉えられていって、今があります。そういう意味で今、秋田楢山教会でやっていることは、主に召されて洗礼を受けた時からの自分の中に一つ一つ与えられた課題が形になっているのかなという気がしています。