「福音主義教会の建設へ」徳善義和氏

まず最初にの人々に
「説教」をした

山を下りた1522年の3月、直ちに一週間毎日説教を続けて、民衆の混乱に対して、どのように生きなければならないかをはっきりと教え聞かせます。この説教は、改革のために急進派が出てきて混乱に陥っている町全体をもう一度平静に取り戻す、そういう力を内に秘めているとは思えないくらいに静かな調子で語られています。山を下りてきたマルチン・ルターが、混乱の責任者と話し合うとか、あるいは市当局の人たちと話し合うというのではなくて、まず最初に町の人々に『説教』をした、ということがいかにも宗教改革者マルチン・ルターらしいと思います。