「あなたにぜんぶをあげる」長倉崇宣

あなたに全部あげる

だから「聖餐式」って、言葉で全部伝え切れないことがあるんだなって思うんです。イエス様が「私の全部をあなたにあげる」っておっしゃっていて下さる。それが聖餐だと今の僕は受け止めています。

聖餐の制定の聖書の言葉、「あなたがたは、このパンを食べこの杯を飲むごとに、主が来られるときまで、主の死を告げ知らせるのです。」(1コリント11:26)ここで不思議だなぁと思ったのは、主のご復活ではなくて、「主の死を告げ知らせる」と言ってるんですよね。聖餐式で、まず思い起こす出来事は「主の死」なんだ!これを告げ知らせるんだって。それは、「イエス様があなたのために亡くなりましたよ」というような情報告知なんかじゃ全然なく、もっと生々しいというか、「自分の全部をあなた方にあげる」っていう、そういう死です。

というか、それがここにある。
「私はこんなに小さくなった。あなたの中にこれで入る。まさか私のことが分からないなんて言わないだろう?」って。

(文責・月刊誌編集部)