「あなたにぜんぶをあげる」長倉崇宣

からだで味わったイエス様のこころ

列に並んでパンをいただく時、司式者の方がこう言って僕にその聖別されたパンを渡してくれたんです。「これはキリストの体です。」それまでに何回も何回も聞いてきた言葉ですけど、その時にハッとさせられたんですよね。「これはキリストの体です」と。そして、「お前は私が分からないと言っている。私を疑っている。だから私は、このパンのひと切れになった。噛み砕かれて、飲み込まれて。これならお前が分かるだろうと思って、このパンのひと切れに私はなった。」

そんなふうに、語りかけられたような気がして、涙せずにはいられなかったんです。「あぁ、聖餐って、こういうことなんだ」って。その聖別されたパンをいただいた時に、イエス様は僕を生かそうとしてくださっている方なんだって自分の体で味わったんです。その時以来、聖餐式に与る度にそのことを思い出します。