「罪と赦しの秘跡―福音の神髄」より
岩島神父のキリスト教信仰入門講座
岩島忠彦氏(カトリック・イエズス会司祭、上智大学神学部名誉教授)
聖書:ルカによる福音書15章11~24節 >>聖書を読む
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自己弁護し続ける人間と
神の救い
赦しの秘跡
・教会で「福音」が起こり続ける「具体的な形」
・「福音」とは自己弁護する他ない人間への神の無条件の赦しだから
・それ故、「罪の告白」と「赦しの言葉を聞くこと」で福音が実現する
「赦しの秘跡」は昔は「告解」とも言われていましたが、罪を告白するところだけがクローズアップされがちなので、今は「赦しの秘跡」と言っています。赦しの秘跡は、キリストの福音が教会の中で起こり続ける非常に具体的な形です。そして「神様はあなたを無条件で赦してくださる。なぜかというと、あなたを愛しているから。」それがキリストが命をかけて証しされた福音なんです。