「秘められた悲しみ」塩谷達也氏(1/2)

「秘められた悲しみ」塩谷達也のSpirit of Gospel

『ダブル・ミーニング(掛詞)』ー秘められた悲しみ
塩谷達也のSpirit of Gospel

今日のキーワードは『ダブル・ミーニング(掛詞)』です。
ご紹介する黒人霊歌は、『主よ、なんという朝なのでしょう』。

My Lord, what a morning,
When the stars begin to fall.
You’ll hear the trumpet sound,
To wake the nation underground.
Lookin’ to my God’s right hand,
When the stars begin to fall.

おお、主よ、何という素晴らしい朝なのでしょう。
星々が落ちて行くこの時。
ラッパが鳴り響き、地下で眠っていた者たちが甦る。
わが神の右の手を仰ぎ見ながら、
星々が落ちて行くこの終りの時。

黒人奴隷たちが、本当に日々苦しい生活を強いられ、この地上を去る日が近づき、その中で本当に天国への憧れ、天国の朝への希望を歌った歌です。

実は、黒人霊歌研究家も書いているのですが、この中の「Morning(朝)」は、「Mourning(悲しみ)」や「Moaning(呻き声)」と、黒人たちの発音ではほとんど同じなのです。